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なにが起きているのか:Stop無印良品キャンペーン

  1. なにが起きているのか
  2. イスラエル出店基本情報
  3. 「Stop無印良品キャンペーン」について

なにが起きているのか

2010年4月12日、無印良品がイスラエルへの出店計画を発表しました。その発表によると、2011年中にイスラエルのテルアビブまたはエルサレムに1店舗を出店するとのことです。詳しくは、下記の「イスラエル出店基本情報」をご覧ください。

イスラエル出店基本情報

無印良品(MUJI)新規海外展開 フィリピンおよびイスラエル出店についてのお知らせより抜粋

2010年4月12日

無印良品(MUJI)新規海外展開
フィリピンおよびイスラエル出店についてのお知らせ

株式会社良品計画(本社:東京都豊島区/代表取締役社長金井政明)は、2010年新たな海外展開として、イスラエルおよびフィリピンに出店することを決定いたしました。両国ともに、出店国の既存企業とライセンス契約を結び、商標のライセンス供与ならびに商品供給を行い、当該企業が運営する同国の店舗にて「無印良品(MUJI)」を展開いたします。

現在無印良品は18の国と地域で約117店舗(2010年3月末現在)を展開し、うち、ライセンス供与/商品供給店舗を展開しているのは、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー、スペイン、ポーランド、台湾、タイ、トルコ、インドネシアとなります。

【出店理由】

イスラエルは面積2.2万キロ平方メートル(四国程度)人口約700万人と小国ではありますが、ハイテク、再生可能エネルギー、化学・医薬品産業での成長が著しい国です。2006年現在、1,378億US$だったGDP(19,900US$/人出典:外務省HP)は、2008年秋以降の世界経済不況の影響下でもわずかながら成長しており、2010年は復調の兆しが見えることからも出店の価値は十分あると判断しました。同国への日系小売企業の出店は初となります。

【編者注】
現在のイスラエル経済は、パレスチナの占領を前提にした植民地経済が支えています。パレスチナの産業を破壊しパレスチナ人にイスラエル製品を買わせる、パレスチナの産業を破壊し仕事をなくすことでパレスチナ人を低賃金労働者として奴隷化する、水や土地をパレスチナ人から取り上げるなどして資源を独占する、また土地を含む資源を略奪することで必要経費を安上がりに済ませる、恐怖や危機をあおり続けることで軍事産業とそれにともなうハイテク産業を活性化させる、などということがイスラエル経済及び入植地経済を支えています。これが、イスラエル経済が「成長している」とする無印良品による分析の背景にあることです。

【1号店および今後の展開】

出店地域:2011年中にテルアビブまたはエルサレムに1店舗を出店予定。その後は未定

店舗面積:400平方メートル前後
品揃展開:衣服・雑貨、生活雑貨 約3,000アイテム

ライセンス契約先:会社名:ユメ社(YUME)
会社概要:1997年設立のカイリグループ(KAIRI Group)が無印良品を展開するにあたり新たに設立した子会社
資本金:2億円

【ユメ社との提携理由】

ユメ社の親会社であるカイリグループは、(1)イタリアのコスメティックブランドをイスラエルで15店舗チェーン展開していることから、小売業における多店舗展開のノウハウを持っている、(2)無印良品への理解が深いという理由から、パートナーとして最良であると判断しました。

【イスラエル カイリグループ概要】

会社名:KAIRI Group
代表者:Michal Ron Gavish
資本金:5億円
本社所在地:102 A Lamerchav St.Ramat Hasharon 47226, Israel
年商:約 5.5億円(2008年)
沿革:輸入及び小売業。イタリアのコスメブランドMADINA MILANOを15店舗展開

「Stop無印良品キャンペーン」について

「Stop無印良品キャンペーン」は、無印良品がイスラエルへの出店を中止することを目的にしたキャンペーンです。このキャンペーンは、今の時点で無印良品のボイコットを呼びかけているものではありません。これは、アパルトヘイトを終わらせるためのパレスチナからの呼びかけと世界的なイスラエル・ボイコットの取り組みを無視してイスラエルに出店しようとしている無印良品に、アパルトヘイトを支持するのをやめるよう声を届けようという呼びかけです。とにかくまず、よってたかって無印良品を説得してみようという試みです。

無印良品に働きかけを始めた当初は、無印良品が、なんでもいいから金をよこせ的な企業ではなく、「誠実さ」や「コミュニケーション」や「環境重視」などの姿勢を打ち出しているので、そんな企業がアパルトヘイトを支持するはずがない、そんな企業ならわかってもらえるはずだと甘いことを考えていた部分もありました。ですが、いざ無印良品とやり取りを始めてみると当然かもしれませんがそんな甘いものではなく、残念ながら無印良品が掲げている理念は、あくまでもイメージ作りのための宣伝でしかないことがはっきりとわかりました。そこで、これはこのまま地道なやり取りをしていても無印良品のアパルトヘイト支持の気持ちは絶対に変えられないと判断してこのようなキャンペーンを始めることになりました。

無印良品がイスラエルへの出店を中止したらこのキャンペーンは終了します。私たちは常に無印良品とやり取りをしていますので、出店が中止されたらすぐに連絡をもらえるようになっています。ですので、無印良品があなたに何を言ってこようとこのキャンペーンが終わるまでは、無印良品は出店計画を着々と進めていると考えてください。

無印良品のイメージからは想像しにくいことかもしれませんが、無印良品はあなたをだますために、まるでイスラエル出店計画が進んでいないかのような情報を平気で知らせてくることもあります。例えばそのひとつが「まだ出店は未定です」というものです。これは「出店するかどうかはまだわからない」という意味ではなく「まだ出店はしていないが出店計画は進んでいる」という意味です。無印良品からの情報は内容をよく確認して、だまされないように注意してください。

無印良品のイスラエル出店を止めるには、多くの人の協力が必要です。どうか、ご協力をお願いします。また、ひとりでも多くの人に「Stop無印良品キャンペーン」のことを知らせてもらえればと思います。

「Stop無印良品キャンペーン」について詳しくは、「みなさんへのお願い」や「よくある質問と答え」をご覧ください。

イスラエルとパレスチナについての簡単な解説は、「イスラエルとパレスチナ?」をご覧ください。

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