2005.01.10
選挙当日の投票妨害
Posted by:N.C
たくさんの国際選挙監視団が入ったにも関らず、イスラエルによる選挙妨害は投票の当日にまで影響を及ぼしたようです。
毎日新聞(樋口直樹記者)によると、
イスラエルは東エルサレムでの投票所の設置も認めず、イスラエルが運営する6カ所の郵便局に限定して投票箱を設置。これらの郵便局では約6000人分の投票しか認められず、残る十数万人もの有権者は遠く離れた郊外での投票を余儀なくされた。エルサレム周辺はイスラエルが建設中の分離壁で囲まれつつあり、移動が制限されていることから、大部分の有権者は事実上投票できないのが実態だ。
旧市街の特設郵便局には高さ40センチほどの赤い投票箱が置かれたものの、パレスチナ選管職員の姿さえない。イスラエルの郵便局員が選挙業務を代行するという異常な状況に、国際監視団のメンバーからため息が漏れた。
とのこと。
関連記事:
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(毎日新聞以外でこのことを報道しているところは、現在見当たりません)
関連記事として、「自治区以外のパレスチナ人にとっての選挙権」(パレスチナ情報センター・スタッフ)も合わせてお読みくださればと思います。