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2006.11.09

イスラエル軍がベイトハヌーンで民家を砲撃

Posted by:スタッフ

イスラエル軍が虐殺を続けています。

7日、ガザ地区北部ベイトハヌーンから撤退したとマスコミに向けて発表したイスラエル軍は、8日早朝、撤退したはずのベイトハヌーンにおいて数件の民家を戦車砲で攻撃。IMEMCによると、その攻撃により住民20人が殺され、40人以上が負傷したとのことです。死傷者のほとんどが寝間着姿だったとのことです。

イスラエル軍が殺した人のうち、8人が子供でした。1歳の赤ちゃんも殺しました。

現在、ファタハとハマス(ハマース)の連立交渉が大詰めを迎えており、イスラエル軍はその撹乱を目的に、米国の政府とマスコミが選挙で混乱している絶好のタイミングを見はからって挑発行為を行ったのかもしれませんし、他に意図があったのかもしれませんし、ただ殺したかったから殺しただけかもしれません。

いずれにせよイスラエル軍は、民家に向けて少なくとも5発の戦車砲を撃ち、家の中にいた20人の人を殺し、40人以上の人を負傷させ、少なくとも7軒の家を破壊しました。

また、イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区のジェニン近郊でも5人を殺害しました。

イスラエル軍は、8日だけで少なくとも25人の人を殺しました。

11月4日には、ベイトハヌーンで12歳の女の子を狙撃して射殺しています。

11月6日には、ガザ地区ベイト・ラヒアでスクールバスをミサイル攻撃し、16歳のラムジー・シュラフィさんを殺し、二人に重傷を負わせました。

イスラエル軍は、11月1日の侵攻開始以来、80人以上の人を殺しています。

民家砲撃に関するさらに詳しい記事:P-navi info
どこが作戦終了? 18人が爆殺される ベイト・ハヌーン


民家への砲撃についてイスラエル政府は、家を何と間違ったのかは不可解ですが「一般市民を狙ったのではない」とのコメントを出し、大手マスコミ各社もそう報じ始めています。イスラエル軍は、2000年以降だけでも3000人以上の人を殺しましたが、その多くに、殺すつもりはなかった、何かの手違いだったと発表し、そう報道され、それで済まされてきました。今回の虐殺事件とも関連する記事として、「暗殺作戦」の真の意図は? をぜひご参照ください。

関連記事:「暗殺作戦」の真の意図は? 2006.06.11


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(以上、P-navi info)

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