2008.02.25
224名※の連名でオルメルト首相来日に反対する要望書を提出
Posted by:役重
イスラエルのオルメルト首相が25日から28日にかけて来日し、福田首相やライス米国務長官との会談が予定されています。これに対して、パレスチナの平和を考える会の有志などによる呼びかけにより、福田首相・高村外相宛の要望書を224人※の連名で提出しました。
※当初、215名としていましたが、その後、追加分の署名を加えて、224人分の署名で2月25日に再提出しました。
内容は、オルメルト氏の来日に反対するのと同時に、来日したとしても、パレスチナ人の権利を守り、イスラエルの戦争政策を阻止するよう、日本政府としての意思表示をしろ、というものです。
具体的には、 1)バラク国防相が実行しようとしているイスラエル軍のガザ侵攻阻止 2)東エルサレムを中心とした入植地拡大の動きへの抗議 3)東エルサレムおよびヨルダン渓谷を中心に頻発している家屋破壊への抗議 の3点が要望の中心テーマとなっています。特にガザ情勢に関しては、今回のオルメルト・ライス会談が今後の帰趨にとって大きな意味を持つものと思われます。イスラエルのガザ侵攻は、ガザ住民の人道状況の破局やハマース政権の存続の危機を意味するだけでなく、中東全域を不安定化し、戦争に巻き込んでいく危険性さえもあり、絶対に阻止しなければならないことです。
急遽決まった取り組みにも関わらず、わずか36時間足らずの間に200人以上の賛同者を募ることができたのは、それだけ現状への危機感を抱いている方々が多いということなのだと思いました。この間、多くの方にメールの転送・転載などのかたちで協力していただきました。心から御礼申し上げます。
より詳しい内容は以下のサイトをご覧ください。
http://palestine-forum.org/doc/2008/0225-olmert.html (別のウインドウで開きます)