2010.02.18
メロン・ベンヴェニスティ氏、来日講演・対談企画(3月12〜16日)
Posted by:早尾 貴紀
イスラエルの政治学者の大家、メロン・ベンヴェニスティ氏が初来日。東京で、講演や対談をおこないます(3月12日〜16日)。
招聘は、昨年サラ・ロイさんを招いたのと同じ、 東京大学UTCP 。今回は、UTCPで講演と対談をもつほかに、共催イベントを2つもちます。詳細は以下。
ベンヴェニスティ氏は、イスラエル建国世代を両親にもつ点では「建国」と同時に「ナクバ」の直接目撃者であり、東エルサレム行政に携わった点では占領問題の当事者であり、また入植地を徹底して調べ上げた「西岸データベース・プロジェクト」の創始者としては入植政策のスペシャリストであり、そしてシオニズムを放棄したという点では一国家論者でもあります。
一連の企画によって、ベンヴェニスティ氏の多面的な考察・活動を知りつつ、パレスチナ/イスラエル問題の核心に迫りたいと思います。
3月15日(月)16時〜18時 UTCP講演
講演: “Jews and Arabs: Intimate Enemies” (英語/通訳なし)
会場:東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3
3月16日(火)14時〜17時 UTCP対談
「パレスチナとアイヌ、入植と征服の歴史比較」 (日本語通訳あり)
メロン・ベンヴェニスティ×上村英明(通訳:岡田泰平)
会場:東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3
【UTCP共催企画】
3月12日(金)15時〜20時、明治大学:比較都市学国際シンポジウム「都市とユダヤ性」
第一部:15時―17時30分
佐藤貴史/菅野賢治/赤尾光春
司会 合田正人(明治大学)
第二部:18時30分―20時
メロン・ベンヴェニスティ講演「エルサレム――聖火の都市」(英語/通訳あり)
司会 早尾貴紀(東京大学UTCP)
会場:明治大学駿河台キャンパス大学会館8階会議室
主催:明治大学大学院文学研究科/共催:UTCP
3月13日(土)14時〜17時、ミーダーン市民講演
「パレスチナの〈ユダヤ化〉──破壊と収奪の歴史を透視する」 (日本語通訳あり)
会場:東京麻布台セミナーハウス大会議室
入場料:1000円
主催:ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉/共催:UTCP