パレスチナ情報センター

特集:アパルトヘイト・ウォール

アパルトヘイト・ウォールとは

地図

アパルトヘイト・ウォール。隔離壁・分離壁などとも呼ばれる、イスラエルが「テロリストのイスラエルへの侵入を防ぐため」と称してヨルダン川西岸地区に建設中の壁。

しかしながらその壁は、イスラエルとパレスチナの境界に建設されているのはでなく、90%以上がパレスチナの中に侵入してパレスチナ人の土地を奪いながら建設されている。

肥沃な土地を奪う、水資源を奪う、パレスチナの町と町を分断する、町を分断することで文化・教育・経済などパレスチナ人のあらゆる生活を破壊する、町と町を分断するどころか町や村の中に壁を作り一方をイスラエル側にしてしまうことでそこに暮らす住民を追放する、住居と農地の間を壁で遮断することで農業を破壊する、パレスチナ人の土地を囲い込むことでパレスチナ人の人口が増えることを抑制する、などなど様々な場所で様々な目的を持つ壁が建設されている。イスラエル政府は、この壁を「セキュリティ・フェンス」と名付けている。

壁建設の中止と徹去を求める国連決議(2003年10月21日)や国際司法裁判所の勧告(2004年7月9日)が出された後も、イスラエルはアメリカの擁護のもと、それらを無視し壁建設を続けている。

ヨルダン川西岸地区の状況

オスロ合意に基づくパレスチナの区分け

(割合は、2000年のデータによる)

ヨルダン川西岸地区の現状

(このページに掲載している地図は、すべて自由に再利用していただけます。『占領ノート』掲載地図 には、さらにたくさんの地図があります)

パレスチナ情報センター